一週間前に買ったばかりだというのに<
[URL]>、HGUCガンダムトリスタンを速攻で作った。
近年稀に見る話題作、というかある意味問題作であり、ネット上に大旋風を巻き起こしたトリスタン。あえて言うなら、これはバンダイからの挑戦状である。
問題点その1:可動範囲
最大の問題とされるのが、可動範囲の狭さ。ここ数年発売されたガンプラの中で、これほど可動範囲の狭いキットは少ない。その元凶はアレックスから流用した関節パーツで関節周りが10年以上前のテクノロジーであるがゆえと言われているが、それだけではない。新規造形のはずのフロントアーマーがほとんど可動せず、足首のアンクルアーマーもたいして動かない。
たしかに「肩や股関節はもう少し動けばポージングがもう少しは決まるのに」というのが正直な感想だ。
ただ、問題は可動範囲だけではなかった。
問題点その2:ビームライフル
ビームライフルは色分けされずに白一色。設定ではライフルの上部は本体のコバルトブルーだ。同一形状と思われるHGUCνガンダムのビームライフルはしっかり色分けされていて、比べると見劣りするため問題点とされている。
トリスタンの青ランナーの配置にビームライフルのパーツが収まる余地がないように見えるので、これは金型コストの制約のため仕方ないのかもしれない。手間はかかるが塗れば済む話だ。とりあえず、νガンダムっぽくミッドナイトブルーで仕上げた。決してνガンダムのビームライフルをそのまま転用してなどいない。
しかし、ビームライフルは色分けよりグリップが問題だ。νガンダムのビームライフルのCADデータをそのままを流用したんだと思うが、グリップにダボが付いている。一方、銃持ち手にはダボ穴はない。そのせいかビームライフルがしっかり保持できずぐらついて落ち着かない。ビームライフルを新規金型で起こすくらいなら、ちゃんと持てるようにしてくれ。
いろいろ問題点はあるが、完成した立ち姿はカッコイイじゃないか、トリスタン。
可動範囲を犠牲にした結果、各部の装甲が大きく作られていて重厚感がある。設定的に悪役らしいので厳つい顔つきだ。首はポリキャップ丸出しだが、顎を引けるので表情が付けやすくていい。
時代設定的にはユニコーンガンダムの数か月後で、νガンダムの3年後。トリスタンのデザインはシンプルで柔らかいラインのνガンダムに近いと思えば納得できる。
  
スネの外側の黄色いダクトはアレックスの余剰パーツと置換可能になっている。
問題点その3:ガトリング砲
完全に余剰パーツ扱い。その通りでそのままでは腕につかない。ただし、干渉部分をよく見極めて削ってしまえばこの通り問題なく装着できる。
 
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