世間ではHGオリジンガンダムの発売に盛り上がっている状態だが、その流れを完全に無視して、バンダイ ベストメカコレクション No.4 1/144 ガンダムを作った。40周年だし。
旧キットの初代ガンダムだ。
ラッカー筆塗りだが、シタデルカラーの経験で塗料の濃度が重要だ気づき、一気に塗り上げてやった。
大規模な改造はしてないが、作業性向上のために胴体をAパーツとBパーツで一旦分離させたことと、頭部を後ハメにした程度。
白は成型色のホワイトグリーンのまま。
ボディの赤、青、黄色と、手首と武器とバックパックの色があれば完成する。
300円のガンダムだが、色や道具を揃える方が高い。
子供の頃、最初に記憶にあるプラモデルで、確か父親が作ってくれたような。
だから、自分で作ったのは初めてになると思う。
当時はガンダムというものさえ知らなかったが、肩とボディをCリングで留める構造だけはなぜか覚えている。
塗装するということも知らず真っ白だったが、自分でロボットを組み立てていくということに面白さを感じた。接着するというのがとにかく魔法で、スナップフィット全盛の今でもたまに使う接着材が楽しい。
そんなキットを何十年も経ってから自分で塗って完成させた、何かちょっと嬉しい。
今の時代はカッコいいキットはいくつもあるので、旧キットらしさを生かして変にコダワラナイのが、楽しみ方のひとつ。スキルもないので下手に弄ると完成しないし。
胸の排気口の下の青のラインと盾の十字の塗装が高難度だった。
今では足や腕の関節は丸一モールドだが、当時は丸モールドだったんだね。
スラスターないんだね。
昨年末に発売された超絶可動のG40に対して、超絶不動の旧キットガンダムだが、ガンダムといえばこっちだよね。
いやよく顔塗れたよ。
あの真っ白だったキットが、色を塗ってやるとちゃんとしっかりガンダムになる。
関節ヘロヘロだし今のプラモに比べて不細工だが、何か感慨深いものがあるね。
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