さて、ストレージがHDDからSSDに時代が変わって、何が変わったか。
物理的なクラッシュがなければ半永久的な寿命を誇るHDDだったが、書き換え回数に限りがあるSSDは確実な死を約束された。
過去にスマートメディアやコンパクトフラッシュ、MicroSDが壊れた経験は何度もあり、SSDは信用できない。ドライブレコーダーのメモリーカードなんて何度壊れたことか。
しかし、SSDの速度を体験するともうHDDには戻れない。結果、OSやアプリをSSDにインストールして、データをHDDに保存するという運用になる。それでもSSDが壊れてもいいかというわけではなく、少しでも故障を減らすために、冷却を検討した。
と言っても、実家用のPCであまりコストをかけたくないので、Amazonで見つけたM.2用の安いヒートシンクをつけることにした。ノートPCと違って空間はあるので6mm厚のヒートシンクだ。サーマルパッドで張り付けて、ゴムバンドで巻くタイプ。ドライバーとかネジまで付属。
取り付けるM.2 SSDはコレ。
SK HynixのHFS256GD9TNG。仕様はよくわからないがMLCなのか?
ヒートシンクも何もなく裸で運用されていた。
サーマルパッドなんて捨ててグリス塗って貼ればいいや、と思っていたが、SSDの基板のメーカーシールを剥がして、よくよく見るとチップコンデンサーがわずかに背が高い。これではグリスで取り付けるとSSDのコントローラーやメモリーチップに密着できずに放熱が期待できないな・・・。
ということで仕方なくサーマルパッドで取り付けた。ゴムバンドがサクッと一本千切れたので、男の結束バンドでガッツリ固定だ。
うーん、サーマルパッドじゃ期待できないかな。ないよりマシ程度かと思ってチェック。
おや?
アイドリング温度が41℃から37℃に、4℃下がってる。
いや、まったく冷やしてなかったヤツだったから、結構効くのな。
じゃあ、適当にベンチ回して温度比較。
ヒートシンク無しだと、しばらくベンチ回すと70℃に到達してしまう。
ヒートシンクをつけると、64℃。ただし、これはヒートシンク無しで70℃に達した時よりさらにベンチを回した状態なので、体感的には10℃以上下がっていると思う。
ということで、安いヒートシンクでも確実に効果はあるので、取り付けはオススメだ。
セ
記事を書く
セコメントをする